毎年オートキャンプの日(5月第3土曜日)に開催しているIFCC主催「みんなのキャンプ教室」を今年も埼玉県飯能市にあるケニーズ・ファミリー・ビレッジで実施しました。受講家族は10組、指導員8組の計46人が参加しました。1泊2日のキャンプを通して、テントの張り方、キャンプ道具の扱い方、キャンプ場の利用の仕方、マナーやルール、簡単野外料理などを楽しく学びました。
土曜日の午前中は雨、午後に入っても降ったりやんだりで、初心者家族にとっては雨が降ってもキャンプは十分楽しめることが分かって良い体験になりました。10時に受け付けを開始し、各自昼食を済ませた後、13時から講義が始まりました。主催者の挨拶と簡単な自己紹介のあと、「ファミリーキャンプについて」、「キャンプ場の利用の仕方」の座学に続いて、キャンプ道具の使い方、キャンプで寝る技術、ダッチオーブン、燻製、火起こし、ロープワークなどの実技指導を行ないました。
夕飯はそれぞれのグループに分かれて豚丼を作りました。お父さんが中心になり、子供たちも肉を切ったり玉ねぎの皮を剥くなどして手伝いしました。夜の懇親会は集合テントにそれぞれお酒やおつまみを持ち寄って和やかに歓談しました。
2日目の日曜日は朝から晴天。朝食は炭火でホットドッグを作りました。テントや道具を全部片づけたあと、名栗川に降りて水遊びをしました。真夏のような暑さのため、子供たちは水着に着替え、箱メガネを使って魚を観察したり、網でカエルやカニなどを捕まえたりして遊びました。
最後の振り返りでは、「子供たちのこんな嬉しそうな顔を見たのは初めて」「初めてのキャンプで不安だったがキャンプの敷居はとても低いことがわかった」「普段は子供と遊ぶ時間が取れないがキャンプではたっぷり遊ぶことができた」などの感想が寄せられました。
●実際の設営をしながらいろいろ教えていただけてとても勉強になりました。初めてのキャンプには贅沢過ぎるくらい楽しい時間が過ごせました。ありがとうございました。(神奈川Kさん)
●2日間、家族みんなで楽しむことができました。何もないところから家族で初キャンプというのはなかなかふみ切れずにいたので、今回のイベントに参加できて本当に良かったです。ありがとうございました。(東京Nさん)
●キャンプを経験する非常に良い機会でした。いろいろな天候を経験できたのが良かったです。料理など奥が深そうで本当におもしろそうです。お世話になりました。(東京Kさん)
毎年5月に埼玉県で行っている「みんなのキャンプ教室」は人気が高く、募集開始1週間で定員に達してしまうので参加したくてもできない人がかなり出ます。そこで今年はそういう人たちのために、秋にも「みんなのキャンプ教室」を開催することにしました。会場は山梨県の黒坂オートキャンプ場。雑木林で囲まれた自然の恵みいっぱいのキャンプ場です。基本の講義は5月と同じですが、石窯で焼くピザ作り、古代米の釜炊き体験など当地ならではのイベントはとても新鮮でした。場内ではタマゴタケという真っ赤なキノコが採れ、バター焼きにして堪能。帰り道では山梨の誇るブドウをお土産に買えるのも当地ならではでした。